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2014-07-15
PFGA ジュニア育成応援基金の為のメルマガ発刊!!
PFGAの『ジュニア育成基金のためのメルマガ』第52号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://pfga.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメルマガの収益は、PFGAのジュニアゴルファー育成活動資金に還元致します。 皆様にご愛読頂いて、ジュニアゴルファーの将来を共に支えていきたいと思います!!! よろしくお願いいたします! ★★★ 第52号 ★★★ ------目次-------- 【1】藤原慶昌のジュニア上達日記 【2】小暮博則のすぐに役立つゴルフ雑学 --------------------- *************************************************************************** ---------------------------------------------------------------- <藤原慶昌のジュニア上達日記> ---------------------------------------------------------------- 読者の皆さん、こんにちは。 暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか? 梅雨明けまでもう少し。 初夏の日差しを浴びて、思う存分プレーを楽しみたいですね。 では早速行きましょう。 まずは女子ゴルフのお話からです。 今週は、 第38回全英リコー女子オープン(ロイヤルバークデイルGC 6458y Par72) が開催されました。 優勝は、 米国のモー・マーティン!! 風速10m/秒の強風が吹き荒れるタフなコンディションとなった最終日。 上位陣が軒並みスコアメイクに苦しむ中、首位と3打差7位タイでスタートしたマーティン選手は終始、自分のゴルフに徹しました。 ハイライトは18番ロングホール!! 3Wで打った2ndショットはあわやアルバトロスかと思わせるピン直撃のスーパーショット。ピンに当たり2mに止まったイーグルパットを見事に沈め、この日ベストスコアタイの72。4日間トータル-1の首位タイでホールアウトしました。 後続組、同じく首位タイのフォンシャンシャン選手が終盤1打後退。そしてパク・インビ選手らもあと1打が伸ばしきれず、そのままホールアウト。 まさかまさかのマーティン選手、奇跡の大逆転優勝となりました。 ツアー未勝利の31歳米国人プレイヤーが嬉しいツアー初優勝をメジャータイトルで飾りました。 モー・マーティン。 恥ずかしながら、今大会の2日目にマーティン選手が首位に立つまで、私は彼女の知識がありませんでした。 それもそのはず、先週までの世界ランキングは99位。今季もここまで予選落ちを繰り返し、シード権陥落も危ぶまれていたような状況の選手だったからです。 2日目首位に躍り出た時点でも、優勝を予想した人はいなかったはずです。 少なくとも私はそう思いました。 しかし蓋を開けてみれば、圧巻のパフォーマンス。 彼女は何も持たない選手ではありませんでした。 勝者には必ず勝利の理由があります。 では、モー・マーティンとは、どういったタイプのプレイヤーなのか? LPGAのSTATS(各部門別データ)を見て検証していきたいと思います。 彼女の今季のSTATSを見る限り、お世辞にもレベルの高いアベレージを残しているとは言えません。 またDriving Distance(平均飛距離)も232.2yで156位。 パワーヒッターでもありません。 そして最も物足りなさを感じるのは、スコアリングアベレージ(平均ストローク)です。 72.661で94位。オーバーパーです。 ちなみに7月14日現在の首位は、 ステーシー・ルイスで69.242。 オーバーパーの平均ストロークでは年間賞金ランキング上位に名を連ねるのは難しいというのがツアーでは定説になっています。 またその他STATSを見ても、平均パットやサンドセーブ率など、改善・全体のアベレージ向上の必要性を感じます。 では何故勝てたのか? マーティン選手には、突出した一つの武器がありました。 それが、 Driving Accuracy(フェアウェイキープ率) です。 今季ツアーでのフェアウェイキープ率は86%で現在第1位。 今大会も初日から安定したティーショットを披露し、4日間で合計77%を記録。堂々の1位でした。 マーティン選手最大の長所は、そのティーショットの‘正確性’にありました。 今年の全英女子オープンは、 ‘曲がらない’ショットを武器に4日間フェアウェイからゲームを組み立て自分のゴルフを貫いた。 無名のボールストライカー